ねぇおもしろいよ!この本!知ってる?!
と、働く女友だちに、思わず
ススメたくなるエッセイに出会いました。
もくじ
ひさびさに本を読んで吹いた。
正確にいうと、
散歩中にこらえきれず吹きました。
たしか餃子の無人販売店の前だったと思う。
ジェーン・スーさんがおもしろい
どハマりしたのは、ジェーン・スーさん。
お名前から、海外の方かと思いきや
生粋の日本人女性。
コラムニスト、ラジオパーソナリティー
として、ご活躍されている方です。
エッセイでは、
恋愛話もつづられていますが、
ご結婚はされておらず、
自称「未婚のプロ」でいらっしゃいます。
30代女子に刺さった魅力。
いちばん最初に読んだのはこちら。
女の老けは総合点で決まります。
ファンデーションを塗ると、
浮きあがってくる目元のちりめんジワなんて序の口で、
髪のツヤ、デコルテのはり、後ろ姿の肉付き、歯の色、
白目のにごり、手の甲のしみ・・・・
引用:貴様いつまで女子でいるつもりだ問題/ジェーン・スー (著)「私はオバさんになったが森高はどうのだ」の一節より
強烈なワードがぽんぽん飛びだしてきて、
ひえぇぇ・・!と
悲鳴をあげずにはいられなかった。
たしかパチンコ屋の前だったと思う。
ジェーン・スーさんが認める
女の加齢や老けは、30代後半が
見えてきた身として、共感できてしまう。
さらに、
あの頃(20代)よりもう若くないし。
こんな服、もう似合わないかも。
と、自分に老いの呪いまでかけていた!
30代女子(と呼ばせて)が、
見て見ぬふりしてきたモヤモヤを
ジェーン・スーさんが、あけすけない表現で
言語化してくれる。
しかもけっこうな笑いをそえて。
わたしたちにはジェーン・スーが居る。
勝手ながら、
30代で出会うべくして出会ったともいえる
ジェーン・スーさん。
理不尽なことに出会ったら
スーに聞いてもらえばいいや!
と生涯付き合いつづけたい味方のような
存在に感じられます。
女性の生きづらさや、違和感を
テーマにしたものが多いけど
読んでいて息苦しさはない。
読後は、すがすがしい女子会を
開催したかのような余韻にひたれます。