kirokuブログ

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【子どものお金教育】経済の仕組みを子どもと学ぶならこの本!

都内のスーパーで、

シャインマスカットの価格が398円!

 

一瞬「ニセモノだ。」と、疑うくらい、

例年1,500円〜2,000円ほどしたあのシャンマスカットが

今年は値段が大幅ダウンしています。

 

本日は、こういったモノの値段の仕組みが

わかりやすく学べる本が

とてもおもしろかったのでご紹介します。

 

もくじ

 

豊作なのに、海外への輸出が不調で

国内での取引がふえて、こんなに価格が下がっているそうです。

(近所のスーパーは900円台でした)

 

本の紹介

12歳の少女が見つけたお金のしくみ

著者:泉 美智子さん

当時の小学6年生の女の子が考えた

「モノの値段を考える」

というコンクール作品が元になっています。

 

主人公の女の子と子どもたちが

嬬恋村のキャベツ農家に農業体験をしにいきます。

 

畑一面に立派なキャベツが育っているのに

「一部のキャベツは捨ててしまう」と農家さん。

 

豊作だと、キャベツたくさん出荷され、

価格が下がってしまう。

結果、キャベツが食卓にひんぱんに登場し、

飽きられてしまうとさらに人気がなくなり、また価格が下がる。

 

需要(キャベツが欲しい人の数)と供給(出回るキャベツの数)の

バランスを知り、モノの値段の決まり方を子どもたちが理解します。

 

本や家電など身近なモノの値段の仕組みから、

空気、景色、命、家事・・・

そんなものに値段がつけられるの?

と、思わず気になるものまで値段の仕組みがわかります。

 

空気、景色、命の値段とは?

急に子どもに「空気ってなんでタダなの?」

って聞かれた答えられるでしょうか。

 

本書ではこういった

空気、景色、水の値段についても解説されています。

 

「空気」は希少性がない「自由財」なのでタダ。

美しい景色も、行くまでの交通費や宿泊費はかかりますが

値段はついていない。

 

水も、もともとは自由財としてタダだったものが、

汚染されていないキレイな水の希少性が高まり

「経済財」になった。

 

こんな感じで、大人でも全然

知らなかったことに気付かされました。

(自由財なんて学校で習ったっけ??)

 

家事の月給は18万円

主人公のお母さんはワーキングマザーです。

家のなかで、誰かがやらなければいけない

家事についても値段を考えます。

 

家事代行のサービスもたくさん出てきているけど、

まだまだ使うことが当たり前!にはなっていないですよね。

 

主人公の家庭では、

家事に値段をつけたら18万円/月としています。

例:時給1,500円×120時間(1日4時間の家事×30日)

 

自分の家庭にあてはめた時、

この金額をどう思うでしょうか。

 

私は、毎月この金額の人件費がかかってるなら

最新家電買ったほうが得だよね?

と夫にプレゼンしようと思ってます。

 

さいごに

この本を知ったのは、ながら日経(Voicy)の月曜パーソナリティの

外村倫子さんが紹介されていたことがきっかけです。

 

冒頭の書き出しの参考にさせていただいた、

昨今のシャインマスカットの値段問題とからめて

すばらしく知的に紹介されています。

 

経済とかお金の仕組みって知ってるようで

ぜんぜん理解できてないなと。

私は本当にFP2級とったんだろうかと情けなくなるくらいに。

 

子どもと一緒に読めるわかりやすいお金の学び本

今のうちにたくさん探していきます。